Hitsujiotoko's diary

とにかく前へ!

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『日本の外交』×2

タイトルにあるとおり同じ題名の本を読みました。1つは入江昭著の中公新書、もう1つは井上寿一著の信山社のもの。

前者は前に紹介した『新・日本の外交』の著者が高度成長期にさしかかる前に書いた日本外交の新書。歴史的なアプローチからその時代の日本外交に影響を及ぼした思想や人物、国際情勢について記述したものであり、出版されてから50年近くたってもなお示唆に富む名著。

内容は、西洋列強に追いつくために「脱亜入欧」「和魂洋才」といった思想を取り入れ、日清日露両戦争に勝利したころの日本の国際社会に対する認識から始まる。その後、いかに軍国主義がアジア主義と結びついて日本外交の中心的な政策となっていってしまい、第2次世界大戦に突入していくのかを追っている。驚くべきは、その当初から日本の外交に根底を貫く思想がかけていたということである。この点は著者が『新・日本の外交』でも指摘し続けている点であり、国内外から日本が批判される根本的な理由だろう。僕の問題意識もここに収斂される。

後者はブリッジブックシリーズと銘打つように日本外交の入門書かつ教科書。非常に分かりやすい言葉で日本外交の諸問題を歴史的な観点からアプローチしている。さらっと読めるので日本外交興味あるけどよく分からないという人にはおすすめ。

ここずーっと日本外交の本を読んでいるけど、思うのは外交と国際政治(国際関係?)は確かに違うということ。まだ上手くいえないけど確かに何かが違う。アプローチというか対象が違うゆえに考え方が違うんだわ。難しい。

最近は小説がとっても読みたいです。でも、読む時間しばらく取れないみたい><
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『国際政治とは何か』

この本も一昨日くらいに読み終えた本。結構前に読もうと思って買っておいたんだけど、お蔵入りしてたので最近読んでみた。

国際政治を学ぶとなると、リアリズムとかリベラリズムとか現代の国際政治の理論体系から入ることが多いらしいけど、この本は現代の国際政治を主権国家体制、国際共同体、世界市民主義という概念から紐解き、この3つの概念のトリレンマの影響や提言を安全保障、政治経済、価値意識という位相から考えている。特徴的なのはこれだけじゃなくて、近代政治哲学、たとえばマキャベリやホッブスを引用してくるなど歴史的なアプローチを取っているところも面白い。著者である中西寛の師である高坂正尭や同じくその門下生であった田所先生もそういった方向から国際政治を捉えているような気がする。さて、話を戻すと国際政治って今本当に漠然としてて捉えどころがなくなってきていると思う。それはグローバリゼーションによって政治と経済が切り離せなくなったように、そういったことがいろんな分野で起こっているから。いろんな観点から国際政治を照らし出すことが今必要なのかなと思う。おそらく、スペシャリストじゃなくてゼネラリストを目指すべきなのだろうね。政治ってそもそもそういうものだったけど、規模が大きくなるにつれてスペシャリストじゃなくちゃいけないような幻想があって、今政治はあるべきところへ回帰してる途中なのかもしれない。でも、このご時世にゼネラリストであるってことは非常に難しく、非現実的でもある。。
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『戦後日本外交史』

この本はゼミ試のディベートの資料として買って、最近また読んだもの。さすが有斐閣アルマ!いろんな学問の入門として有斐閣アルマは便利だけど、日本外交を勉強するのにはちょうどよいのではと思う。ちなみにどっかの章を、今政治学科の教授の田所君が執筆してる。

内容は当然日本外交の通史。日本が高度成長とともに背負ってきた(しまった)ものは多く、今の政策に大きくのしかかっていて、これをどう解決するかが今後の日本外交の課題であるのは当然だけど、そういった経緯なんかがわかる。結構びっくりだったのは防衛政策の一環で防衛白書を発行しただけで、かなり政治問題になる時期があったんだって思った。今となってはイラク派遣にも関心持たない人が多いっていうのにね。あと、反日反日と中国韓国では騒がれているけど、賠償とか戦後処理の話も分かって、意外にあちらの言ってることがおかしいんじゃないかって思えるようになった。知識がないとああいうニュースを鵜呑みにしてしまうこともある。浅学でも構わないからいろいろな知識を身につけておきたいと思う今日この頃。
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『ネティズン』

この本は特殊研究のプレゼンで自分が担当する。4月くらいからちんたらと読んで、昨日ようやく2周目が終わってそろそろレジュメを切ろうかというところ。だってこの本、読みにくいんだもん。今まで読んだ翻訳された本の中でも最悪の部類の日本語が使われてる。なんか高校受験の入試の和訳問題の答案読んでるかのような感じ。主語述語おかしいし。。

そんなこんなで、内容は以下。

ネティズンとはネット市民という意味で、これからのネット社会においてどういった行動を市民は取るべきかといったコンセプトでインターネットの歴史や背景を記述しながらネット社会の諸問題にどう対処していくべきなのか書かれた本。ネットは新たなコミュニケーションツールで、自由な議論と社会の監視機能を提供でき、古代政治哲学で謳われていたような直接民主制が実現できる。しかし、これまでの公的な支援の下、前述したネットが提供できる2つの機能をベースに発展してきたネット社会が、アメリカ政府の民営化政策されることによっておきる諸問題にどう対処していくのか、そして直接民主制の実現に向けてどういう政策を採るべきなのかということが書かれている。

個人的な感想を言えば、ネットの開発に携わってきた人が触れていたように良きネティズンは人間性が重要なテーマになってくるということにあまり触れられてなくて残念。直接民主制の普及のためにアクセスの平等性をどう解決するのかという点を今までネットがネティズンの自由な議論による貢献で解決してきたように、諸問題に関してネティズンが問題提起を起こし、指針を示すことによって解決していくべきだということで多くを済ましているのがこの本の読みごたえを薄くさせる要因かと思う。

でも、この視点から知識・コミュニケーションの構造が変わって国際政治にどう影響するかということを考えていくのは面白そう。
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帰宅

帰ってきました。電車の中で国分良成君の『中華人民共和国』(ちくま新書 1998)を読み終えた。中国って大きすぎて、しかも共産党っていうなにしてるんだかよく分からない政党が支配してて正直捉えきれない国だけど、それを歴史と現在の国際情勢の視点から整理してあって、しかも平易な言葉を使っているから読みやすい。いかにも入門書って感じ。今年の国分ゼミの最初の課題っぽいね。

さて、なんかいろいろ周りが動いてきたね。どうなるんでしょ?
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ノルウェイの森

何気なくこの本を読み返すことに。その冒頭の章で気に入った文章を。

結局のところ――と僕は思う――文章という不完全な容器に盛ることができるのは不完全な記憶や不完全な思い出しかないのだ。(『ノルウェイの森(上)』村上春樹)


さて、ここ最近アップしなくてごめん。ネットワークの調子が今ひとつだったんだ。またちゃんと更新するんでよろしく。
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センセイの鞄

昨日は気づいたら寝ていた。起きたら深夜3時。本を暇つぶしに読み始めた。読んでるのは年末に人から借りて電車の中で読み始めた『センセイの鞄』(川上弘美)。作家自身芥川賞をとってて、この作品では谷崎潤一郎賞をもらってる。

読み始めたら酒が飲みたくなって(深夜に一人起きてると飲みたくならない?)、年末に買ってきてもらったシーバスリーガル(ウイスキー)のロックを作った。シーバスは飲みやすくておすすめ。最近ウイスキーにはまってます。つまみにお菓子を物色し、飲みながら続きを読んで、5時頃読み終える。
初めて読んだ作家だった。前半と後半では色合いが若干違ってくるけど、総じて柔らかな読後感があった。いっつも読んでる村上春樹とは違うけど、読ませる小説だった。こうなってくると他の作品も読みたくなってくるのが自分の性。ストーリーは30代後半の主人公が主人公の通っていた高校の国語科の教師とそれとなく飲み屋で再会し、親交を深めていくというもの。他人のレビューを読んでみるといろんなこと書いてあったけど、今現時点では柔らかい感じは変わらない。きっと中年ぐらいになって読むと違うんだろうなとは思う。妙な中年的リアリティ(笑)にとらわれて読んだらこの作品は楽しめないだろうね。

そんなわけで珍しくこんな時間に起きてたりするわけです。勉強でもしてきます。では。
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